英語の疑問文って作るの難しくないですか?
というか…普通の文を作るのさえ難しいですよね。語順が圧倒的に違い過ぎます💦
文を主語から始めなければならない英語では、主語を省いて話す私達日本人にとって、主語探しの出だしから結構な苦戦を強いられます。
さらに、日本語なら文末にある述語動詞を主語の直後に言わなければならず、その作業は大変な労力が伴い、簡単な文章を作るだけでもかなりキツイ…。
それでも何とか簡単な文を作ったと思ったら、疑問文が登場してきて、頭の中は混乱の極み。
平叙文を作るのもやっとなのに、疑問文なんて正直後回し~なんてことはありませんか?
でも、普段の日本語の会話を考えてみてください。疑問文、使っていませんか?
会話に必要な疑問文
必要な情報交換を行い、会話をより充実した内容にするには、互いに話し、聞くという姿勢が求められますが、相手の話を引き出すのに使われるのが、疑問文による質問ですよね。
日本語の会話なら普通にしている質問も、英会話の練習などではどれだけ疑問文を使っているでしょうか。
例えば、英会話練習で、質問に答えたものの、もう少し話したいのに、言葉が出てこない、と言うことはよくあると思います。
外国人講師(以下T):How’s your weekend? 「週末はどうでした?」
受講生(以下S):It was good. I went to Ginza.「良かったですよ。銀座に行きました。(あぁ、うぅぅ。。。もう少し何か言いたいけど、出てこない。。。)」
こういう時、会話が続かず、自分の英語力の無さにがっかりしていませんか。
英会話の練習なので、話したいのはやまやまですが、言葉が出てこない時こそ、こちらから質問で切り返せば、会話はひとまず続きますよね。
T: How’s your weekend?
S: It was good. I went to Ginza. あぁ...(英語が出てこない💦同じ質問しちゃえ!) How’s
your weekend?
T: It was good. I just stayed at home all weekend and watched movies. So, what did you
do in Ginza?
S: I watched a movie, too!
T: Which movie did you watch?
S: I watched Star Wars. Which movie did you watch?
T: I watched Mission Impossible. I am a big fan of action movies!
受講生Sは基本的に講師Tがした質問をオウム返しにしているだけです。応答はシンプルですが、互いに質問し合っているので、リズムよく会話が進んでいきます。
このように、質問(実際には講師の質問をオウム返しするだけ)をすると、もうワンセンテンス言いたいのに、言えないとがっかりするのではなく、会話がポンポン弾むような小さな成功体験を積むことができます。この方が、英会話ができている感が増し、なにより楽しいと思うのです。
では質問をオウム返しにするにはどうしたら良いのかと言うと、相手の質問はきっちりと理解する必要があります。ぼんやりしたままでは、自分のものにできません。
疑問文の練習
英語の疑問文は平叙文を作るより負荷がかかりますが、平叙文を作ったら、その文のYes No疑問文、WH疑問文を作り、声に出してスラスラと言えるまで繰り返し発話してみるというようなことを普段の練習に追加するのがおすすめです。
平叙文:I usually go to bed at 11pm.
↓
YN疑問文:Do you usually go to bed at 11pm? Yes, I do. / No. I don’t.
↓
WH疑問文:What time do you usually go to bed?
↓
平叙文:I usually go to bed at 11pm.
自作自演?自問自答?の世界です(笑)
最初は語順に苦労しますが、何度も繰り返しているうちに、脳も受け入れてくれるようになるはずです。
まだある疑問文のメリット
負荷のかかる疑問文に慣れると、それまで苦労していた平叙文を作るのは楽に感じることがあります。相手の質問を聞いた時に、疑問詞の他、主語、述語動詞に意識がしっかりと向くようになるので、その質問の応答に必要な主語と述語動詞を捉えやすくなり、それを再利用することで応答文を作れるからです。
A: When did she call you?「彼女いつ電話してきたの?」
B: She called me last night. 「昨日の夜。」
she called meの部分は完全に再利用です。calledをうっかりcallと言ってしまったとしても気にしない、気にしない😊 それよりも、単語ではなく文で応答できていることが重要です。
そして、疑問文のもう一つのメリットは、相手の答えを聞けるということ。
S: Which movie did you watch?「何の映画を観たの?」
T: I watched Mission Impossible. 「ミッションインポッシブルを観たよ。」
I am a big fan of action movies.「アクション映画の大ファンなんだ。」
自分の質問に対する相手の答えの中には、たくさんの「こう言えばいいのか」があります。
「a big fan of~(~の大ファン)」のような言い方を聞き、次は自分で使ってみることができるわけです。
まとめ
どうしても話したいという気持ちが強くなり、また、疑問文は負荷がかかるため、英語で質問をすることに躊躇しているかもしれませんが、疑問文の練習とその活用は、円滑な会話の為にも、自分の語彙や表現を増やす上でもメリットがあるのです。
会話で疑問文を使わないなんてもったいない!
もっともっと疑問文を練習して、まずは相手の質問のオウム返しからで良いので、どんどん質問してみてください!
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