さて、前回のブログでは、英語は私たち日本語話者にとっては超難関言語だという話を紹介しましたが、今回は、その習得には一体どのくらいの時間がかかるのかという続きのお話です。
答えを先に言ってしまうと、日本語話者が英語を習得するには、およそ3000時間の学習が必要だと言われています。
これは、アメリカの国務省の外交官養成局が分類する超難関言語カテゴリー4の学習時間数2200時間に、日本人の文化的背景や気質などを考慮し、3000時間としているようですが、3000時間と言われても、あまりピンときませんよね💦
毎日1時間10年続けると達成できる時間数と言えば分かり易いでしょうか。でも、10年って…何だかやる気が出ません(苦笑)
でも朗報があります!日本人の多くは中学、高校、大学の教養課程で、およそ1500~1800時間をすでに英語学習に費やしているという事実です。
つまり、3000時間達成まで、残り1500~1200時間なのです。
仮に毎日1時間学習をすると5年、2時間だと2年半で達成できる数字です。
何だか実現可能な数字に見えてきましたよね。やる気が出てきましたか?
学生時代に何時間英語学習に費やしたのかは、個人差がありますが、ほとんどの方が折り返し地点まで来ているのです。
英語は日本語話者の私たちにとって超難関言語ではありますが、習得不可能な言語ではありません。現に3000時間を達成し、高いレベルの英語力を習得している方は数多くいらっしゃいます。
なので、超難関言語だと認識したうえで、でもあきらめることなく学習と練習を続けていっく。王道ですが、これこそが英語習得の近道だと思っています。
余談ですが、「学校で英語を勉強しても全然できるようにならない~」「日本の英語教育が悪い~」という世論がありますが、学校で英語を学習しても、3000時間には到底及ばない為、そりゃあそうですよ…となるわけです。学校では英語以外の科目もありますから、英語だけをやるわけにもいきません。それはそれで問題です💦
でも、学校で学習する英語やそれに費やす時間は全く無駄ではなく、むしろ下地作りとしては悪くありません。さらに、ほぼ強制的に学習する機会があるというのも、ありがたいことですよね😊 (学生の頃は気が付きませんでしたが…)
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