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音を味方に

単語の音、文字、意味は三位一体

言語は単語からできています。そして単語は意味、文字、音の要素が一体となって存在しています。子どもの頃、日本語で新しい漢字や単語を学習していた時のことを思い出してみてください。私たちは意味、文字、音を一緒に学習していたはずです。ところが、英単語となると文字と意味だけで、音まではあまりやってこなかったという方は少なくありません。


これまで日本の一般的な学校で行われてきた英語の授業は試験科目としての英語なので、試験として成り立たせるために知識や文字学習に重きが置かれ、音に割く時間はかなり限られていました。英語の文字認識はできても音声認識は今一歩と言う方がいるのはこのような原因が1つにあると思います。


しかし、前述の通り、単語は意味、文字、音が三位一体となっているので、このどれが欠けても覚えにくくなってしまいます。読み方を知らないまま日本語を文字と意味だけで覚えようとしている様子を想像してみましょう。苦しそうだと思いませんか?もしそれが小さな子供なら、大人は意味だけでなく読み方も教えるはずです。



expect, except, excerpt, expert

これらの単語はぱっと見よく似ているので、文字認識だけに頼ると、瞬時に意味を判断できないだけでなく、意味を混同する可能性があります。


ところが、読み方はそれぞれ違うので、読み方を知っていると区別しやすくなります。意味の混同を防ぎ、瞬間的に意味を判断できるようになります。


先日、お客様とのセッションでのことです。セッション冒頭で行う単語チェックの際に、画面に「excerpt」(会議などの一部、抜粋という意味)が表示されました。お客様は意味をなかなか思い出せない様子でしたが、単語を読んでもらったところ、「あっ!」とすぐに意味を答えることができました。(私のコーチングセッションでは単語は必ず音も覚えるようにお願いしています)音の力を借りると意味を判断しやすくなる例です。


音を味方に

英語の音は日本語と比べると複雑で、発音するのは難しいと感じるかもしれませんが、今では、あらゆる教材に音声が付いており、スマホにダウンロードすれば、いつでもどこでも音声情報を確認できます。発音記号が読めなくても、音を聴いて同じように真似ることで、読み方を習得していくことは可能です。


もし単語帳をひたすら見るだけで英単語や意味を覚えようとしているのであれば、ぜひ音の力を借りてみてください。脳は文字情報だけでなく、音声情報も必要としています。音声を聴いて発音するのはひと手間のようですが、単語の意味、文字、音の三位一体という本来あるべき姿で取り組むめば、音は単語学習を楽にさせてくれる力強い味方だとうことに気が付くはずです。