先日、クライアントのAさんとのセッション中のことです。
公式問題集のリスニングセクションPart4にある同僚の退職祝いのパーティーシーンを使ってのトレーニングが終わり、Aさんから面白い質問がありました。
Aさん:海外の職場ってこんなにいろいろパーティーがあるんですか?
TOEIC L&Rには日常や職場の様々なシーンができてきますが、中でもリスニングセクションのPart4には同僚の退職祝いパーティーや受賞パーティー等の職場のイベントがよく登場します。
Aさんからの質問を受け、考えてみました。
確かにあります。会社で繰り広げられるお楽しみイベント。
これは日系、外資を問わず、会社の規模や業界によって企業文化は様々ですから、ひとくくりにはできないのですが、私が経験した社内イベントを少しピックアップしてみました。
・ Pizza Day:ランチにピザが振る舞われる日。
・ Hawaiian Day:ハワイをテーマにした服装で出勤する日。
・ Happy Hour:就業時間後にオフィスで軽~く一杯やる日(もちろんお酒が出ます!)
・ クルージング:夏にクルーズ船に乗りこみ、夕陽を見ながら一杯
・ 花火鑑賞会:オフィスで花火鑑賞
・ クリスマスパーティまたはYear-end party:忘年会。年に一度の大イベント!
いくつか印象深かったイベントについて詳しくご紹介します。
Hawaiian Day:
ハワイをテーマにした服装で出勤する日です。ほとんどの人がアロハシャツを着てきます。この日1日は、フロア中がハワイな感じになっていて、すご~くリラックスした雰囲気になります。Pizza DayもHappy Hourもそうですが、通常、四半期末の金曜日に開催されていたと思います。Premium Friday(プレミアムフライデイ)のような感じです。そういえば、Premium Fridayってどうなったんですか??
花火鑑賞会:
花火を目の前で観られるという好立地のオフィスにいた頃のイベントです。従来オフィスの出入りは社員に限られますが、この日は家族、恋人を連れてきてもOK。オフィスを真っ暗にして、自分のデスクに座ったまま目の前で花火を観れるなんてなんとも贅沢な気分です♪
Year-end party:
忘年会に相当するイベントですが、これがもう大掛かりです!毎年テーマが決まっていて、テーマに合った衣装で参加します。一番印象に残っているパーティーのテーマは「Hollywood(ハリウッド)」。
ハリウッドならとにかく何でも良いのですが、当日の参加者の衣装は主に2タイプに分かれていました。1つはオスカー授賞式をイメージした、女性ならevening gown(イブニングドレスのことですが、英語ではdressドレスではなくgownガウンと言います)、男性ならblack tie(黒の蝶ネクタイ)のいわゆる正装系。もう1つは、ハリウッド映画のキャラクターをイメージしたキャラクター系。キャラクター系だともはや仮装大会です。
この時私は、ブルース・ウィルス主演の「The Fifth Elements(フィフスエレメンツ)」に出てくるミラ・ジョボヴィッチが演じたオレンジ色の髪の女性(名前が分かりませんが…)風で参加しています。なぜ「The Fifth Elements」かと言うと、単に家にオレンジ色のカツラがあったから…笑
ちなみにこの時に一番多かったキャラクター系は「スパイダーマン」。もはや誰が誰だかわかりません💦
社内イベントの意味
この他にも、部署やチーム単位で企画されるイベントもあり、社内では大小さまざまなイベントが行われます。会社がこういった社内イベントの狙いは、社員へのねぎらいと「社員同士のコミュニケーションの円滑化を図る」に尽きると思います。
社内でも業務上絡みの無い人とは話す機会はほとんどないと思いますが、こういった社内イベントになると面識のない人とでも自然と会話が生まれやすくなります。
オレンジ色のカツラで登場すると、まったく知らない他部署の人から「What is this character?(これ何のキャラクター?)」や「Is it the one that Mira Jovovich was playing?(ミラ・ジョボビッチが演じてたヤツ?)」などと声をかけられ、あっという間に知り合いになります。
テーマが「Around the World(世界中)」の年は、両方の袖にフリンジの付いた皮製のポンチョのようなものを着て、髪を三つ編みにし、ネイティブアメリカン風で参加したのですが、会場には他にもネイティブアメリカンの酋長みたいな人が何人もいて、あっという間に部族集結です。(この年は民族衣装が多かったです)
通常、会社のような組織で働く場合、職場には多くの人がいて、社内外の様々な人たちとコミュニケーションをとって業務を行っています。コミュニケーションが円滑に行われれば、業務は遂行しやすくなり、アイディアを出し合えば、新しい価値も生まれることもあります。結局のところ、円滑なコミュニケーションは社員個人にも会社にとってもよい効果をもたらすのだと思います。
もちろん当時の私はそんなことは何も考えておらず、ただただ楽しいことが大好き!で仮装には本気で取り組みました!
TOEICの社内イベントを楽しむ
さて、TOEICですが、経験していることは自然とイメージが湧くので、リスニングでもリーディングでも理解しやすいはずです。たとえ、それが英語ではなく日本語での経験であってもです。
でも、経験したことが無かったら。。。心配いりません!普段の学習で、内容をきっちり精読した後で、「きっとこんな感じ」的な妄想でよいのでイメージしてみることが重要です。できれば、遠くから俯瞰するよりも、自分もその場の一員として想像すると臨場感がさらに増します。
イメージが伴わない英文は無味乾燥なアルファベットの羅列で終わってしまいますが、イメージが伴うとよりリアルなものに変わり、そこに出てくる単語も表現も定着しやすくなります。
楽しい社内イベントを楽しむつもりでどんどん妄想しながら、英文を自分のセリフのように声に出してみてください!TOEICのスコアが上がるだけでなく、外資系企業への転職が成功し、実体験ができるかもしれません:D
Comentarios