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語学学習-大人のメリット

会社員時代にアルゼンチン出身のNicolas(以下Nick)という同僚がいました。


日本語を忘れた息子

お父さんの仕事の関係で幼少時代を東京で過ごしたNickは、日本人の子供たちと一緒に地元の幼稚園に通っていたそうです。サッカーを始めたきっかけは当時流行っていた「キャプテン翼」と言うくらい、まるでフツーの日本人の男の子のよう。(マラドーナやメッシを輩出するアルゼンチンとしてはちょっと物足りない?)


その後、Nickのお父さんは再び転勤となり家族は香港へ。

Nickは香港で育ち、私は当時勤務していた米国系企業の香港支社でNickに出会いました。


Nick(英語)「子供の頃、東京に住んでたんだよね。友達とは日本語で話してたけど、今は日本語全然覚えていないんだ~」


日本語を忘れないお父さん

ある日の退社後、オフィスの入っているビルを出ると、Nickと彼のお父さんに遭遇したことがありました。なんとNickのお父さんも同じビル内にご勤務とか。


Nickのお父さん(日本語)「はじめまして。カルロス(だったかどうかは記憶が怪しいが…)です。Nickがいつもお世話になっています」


その後も、ほぼ日本語で会話。


私が「日本語お上手ですね」と言えば、カルロスは「いやいや~随分忘れてしまいました」と謙遜もちゃんとできます。


この違いは何なのでしょう。日本を離れ日本語環境が無くなったのはNickもお父さんも同じです。


認知能力を味方に

小さな子供は認知能力が低く文法などを理解して言語を習得しているわけではなく、「音」真似をして言語を覚えていくと言われています。「音」真似をしているNickの日本語はおそらく日本人の子供と変わらない位自然な日本語だったはずですが、Nickの日本語の学習ソースは日本語の「音」だけで、この唯一の学習ソースである「音」が無くなると、日本語能力の保持は難しくなります。


一方、Nickのお父さんは東京駐在の数年間、日本語の文法や基本単語を一通り勉強したそうです。認知能力の高い大人の場合、文法や語彙などの知識の習得は速く、体系的に言語を理解しながら習得していくので、彼の日本語は外国人が話す日本語ではあるものの、日本を離れた後も運用能力は落ちることはあっても、完全に忘れることはないというわけです。


認知能力が低く、まだ文字を知らない小さな子供にとって、多くの言葉を実際に聞くことは言葉を覚える唯一の方法かもしれませんが、大人にとっては効率的な方法とは言えません。


Nickのお父さんが実践したように、大人には大人により適した学習方法があり、正しい方法であれば、実は子供よりも速く短期間で効果を出すことや、それ以降の能力保持が可能になるのです。



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